「ライフスタイルをよりパーソナルに」――“Logitechの父”が語る未来

LogitechはスイスにあるApplesという村で始まった。「カルフォルニアなら通常“ガレージ”だが、スイスバージョンではミルクが取れる牧場なんだ」とボレル氏(写真=左)。日本企業との関わりも深い。設立当初ソフトウェア企業としてスタートしたLogitech(Logiはソフトウェアの意)は、まだMachintoshもGUIもない時代からリコーとビジネスをしている。その後、サプライヤのオムロンをはじめ、東芝、日立、富士通、ソニーといった大手メーカーとも協業。ボレル氏は「日本の企業から多くのことを学んだ」と振り返る(写真=中央)。Logitechは、9000人以上の従業員を抱え、50カ国で展開し、1年に2億台以上の製品を出荷する巨大な周辺機器メーカーとして成長した。なお、最初の大きなOEM供給は1983年に契約したHPで、当時年間5万台のマウスを製造していたが、今では年間1億台のマウスを製造している(写真=右)