開発者が知っておきたいMetroの“作法”

「touch-first」を考えれば、従来のUIとは異なる概念が要求されることになる。従来のアプリケーションであれば、「ファイル」「ヘルプ」といったメニューは画面左上側から順番に左詰めで表示していたが、同様のメニュー構造をMetroスタイルで採ると、画面の上下から出現するメニュー一覧のアイコンが、左右いずれかに配置されることになる。ところがタブレットデバイスを両手で持って状態のタッチ操作を考えた場合、選択可能なメニューが中央にあると、タブレットデバイスを抱えたまま指でタッチできる範囲からは離れることになる(写真=左)。そこで、よく使うメニューのアイコンを中心から左右に離して配置するのも有効なアイデアとなる(写真=右)