1.15キロ/16.65ミリ厚の本体+ドック構成で復活した最上位モバイルノート――「VAIO Z」

左が新型VAIO Zのデュアルファン、中央が2010年に発売されたVAIO Z(Z1)のファン、右が2009年に発売されたVAIO Zのファン(写真=左)。世代を重ねる度に、ファンが薄型化しているのが分かる。旧VAIO Zと比較して、ファンの厚みは4.5%、ヒートシンクの厚みは6%薄型化し、ファンを含む放熱部の占有体積を27%減らした(写真=中央)。ヒートパイプの厚さを2.5ミリから1.5ミリに薄く仕上げ、セットの厚さに合わせてブレードの形状を最適化、さらに2つのファンの羽根を枚数が違う素数(37枚と41枚)で構成し、各ファンを独立して制御することで、厚さを抑えつつ、デュアルファンの回転数や羽根枚数に起因する、うなるような騒音を静音化した。また、システム全体のエアフローを改善し、風量は25%向上させた(改善ありなしで比較)。底面にはデュアルファンの吸気口が設けられているが、ボディの形状(ヘキサシェル)に合わせて、六角形にデザインされている(写真=右)