モバイル向け新Core iシリーズのCPU性能をじっくり調べてみた

CPU-Z 1.53.3におけるCore i5-520Mの情報表示画面。左がアイドル時、中央がSuperπとCINEBENCH R10の実行時、右が最高クロック時(Superπで一瞬だけ上がった状態)だ。画面中央の「Instruction」の項目内にAES-NIのサポートを示す「AES」が確認できる。TBとEISTにより、動作クロックは頻繁に変化する。CINEBENCH R10のレンダリング(xCPU)実行中の動作クロックは2.66GHz前後で安定、シングルスレッドのSuperπでも一瞬2.93GHz前後になったくらいで、ほぼ2.66GHzだった。Superπでも最高クロックにならないのは、Windows 7ではOSがスレッドをランダムに割り振ってしまい、1コアだけがアクティブな状態になりにくいためだろう。それよりも負荷の強いレンダリング中でも2コアの上限までクロックアップするのはかなり驚きだ