同じ色数でも画質が違うヒミツ――液晶ディスプレイの「最大表示色/LUT」に迫る

8ビット超のLUTと内部演算精度を備えた液晶ディスプレイにおいて、映像信号の入力から画面表示までのフローを示した図。最初は液晶パネルの個体差がないものと考え、目標とするガンマ特性(1.8や2.2など)を演算によって決定する。目標のガンマ特性を決めただけでは色温度が正しくないため、8ビット超の精度で色空間演算を行い、白色の色温度とカバーする色域を設定する。出力側の補正では、液晶パネルが持っている個体差を吸収し、滑らかなトーンカーブを描くようにする。8ビット超のLUTによって、階調性の高い表示が可能となる