自宅で始まった学生の趣味が“巨大プロジェクト”に――NTTドコモの「浮遊球体ドローンディスプレイ」開発秘話

これのすごいところは、「風が通る」こと。例えば、ジオコスモスの中にドローンを入れても、風が通らないためドローンは飛ばない。今回、残像ディスプレイなので止めているときは棒の状態だからこそ風が通る。単純に、ドローンにディスプレイを付けても飛ばないのだ。一方、ドローン部分を外に出して飛ばすという手もあるが、外にドローンが見えているという状態は美しくない。また、ドローンの羽が人に当たってしまう危険性も考えられるため、ディスプレイを中に収めたかったと言う。今後は「人の顔を映したら誰か分かるくらいの高解像度版」を目指す