“非家電”携帯メーカーは“トータルデザイン”で勝つ──NECのデザイン戦略

佐藤氏はデザインを「デ」と「サイン」に分けて考えるという。「サインは誰もが認識している記号や承認の内容を意味しており、それをもう一度否定してみようという考え方。例えば今まで正しいと思っていたことを、朝起きたときにもう一度、見直してみる。そうすると違った見方ができ、そのための解決案が探せる」(佐藤氏)。こうした考え方をベースに、これからのNEC携帯には「パーソナル」「テクノロジー」「エモーション」の3つの要素を取り入れると話す(中)。クリエイティブスタジオでは、プロダクトデザインからプロモーションに至るまでをトータルでデザインする(右)