測れないものは設計できない ―― RF開発の変わらぬ課題、その新たな解決策

RFパワーアンプの出力電力補正の所要時間を劇的に短縮 LTE規格のデジタル変調信号を増幅する、非線形動作のRFパワーアンプを被測定物としたテストである。この図の画面中、右下にあるグラフは、横軸に時間、縦軸にRFパワーアンプの出力電力をとっており、サーボ制御によって出力電力を所望の値に収束させるまでの所要時間が読み取れる。白色のラインがベクトル信号トランシーバを使った場合で、赤色のラインはスタンドアロン型の計測器とPCを組み合わせて構築した従来型システムを用いた場合の結果だ。従来型システムで4秒程度を要していた処理が、ベクトル信号トランシーバでは5ms程度に収まっており、スループットの改善は800倍超に達する。(クリックで画像を拡大)

RFパワーアンプの出力電力補正の所要時間を劇的に短縮 LTE規格のデジタル変調信号を増幅する、非線形動作のRFパワーアンプを被測定物としたテストである。この図の画面中、右下にあるグラフは、横軸に時間、縦軸にRFパワーアンプの出力電力をとっており、サーボ制御によって出力電力を所望の値に収束させるまでの所要時間が読み取れる。白色のラインがベクトル信号トランシーバを使った場合で、赤色のラインはスタンドアロン型の計測器とPCを組み合わせて構築した従来型システムを用いた場合の結果だ。従来型システムで4秒程度を要していた処理が、ベクトル信号トランシーバでは5ms程度に収まっており、スループットの改善は800倍超に達する。(クリックで画像を拡大)