ザイリンクス、28nm世代FPGAの低コスト・低電力ファミリの出荷を開始

Artix-7と競合他社のアルテラが提供する28nm品の消費電力を比較した。ポータブル超音波装置の128チャネル受信モジュールに適用した場合の事例である。ザイリンクスは、アルテラの製品の方が消費電力が33%大きい(Artix-7はAltera製品の約75%で済む)と主張している。なおこの比較は実測値に基づく結果ではなく、両社がそれぞれユーザーに無償提供するFPGAの消費電力見積もりツールを利用したもの。具体的には、ザイリンクスの「Xilinx XPower Estimator(バージョンは14.1)」と、アルテラの「Early Power Estimator(バージョンは12.0 B20)」を使った。また、この比較でザイリンクスが対象としたのは、同社が低消費電力グレードとして選別してユーザーに供給する「-2LE」と呼ぶ品種である。一方でアルテラの対象品としては、「I(インダストリアル)グレード」を用いている。ザイリンクスのこのような消費電力ベンチマーク手法の詳細については、こちらの記事(Xilinxが28nm FPGAの消費電力ベンチマークを公表、「競合より50%以上も低電力」と主張)を参照されたい。出典:ザイリンクス (クリックで画像を拡大)

Artix-7と競合他社のアルテラが提供する28nm品の消費電力を比較した。ポータブル超音波装置の128チャネル受信モジュールに適用した場合の事例である。ザイリンクスは、アルテラの製品の方が消費電力が33%大きい(Artix-7はAltera製品の約75%で済む)と主張している。なおこの比較は実測値に基づく結果ではなく、両社がそれぞれユーザーに無償提供するFPGAの消費電力見積もりツールを利用したもの。具体的には、ザイリンクスの「Xilinx XPower Estimator(バージョンは14.1)」と、アルテラの「Early Power Estimator(バージョンは12.0 B20)」を使った。また、この比較でザイリンクスが対象としたのは、同社が低消費電力グレードとして選別してユーザーに供給する「-2LE」と呼ぶ品種である。一方でアルテラの対象品としては、「I(インダストリアル)グレード」を用いている。ザイリンクスのこのような消費電力ベンチマーク手法の詳細については、こちらの記事(Xilinxが28nm FPGAの消費電力ベンチマークを公表、「競合より50%以上も低電力」と主張)を参照されたい。出典:ザイリンクス (クリックで画像を拡大)