第9回 マイコン・システムの構成 〜現実にマイコンを動かすために必要なさまざまな要素を知る〜

図2 割り込みの概要CPU外部から割り込み要求INTが入ると、そのとき実行中のプログラムを中断して割り込みハンドラ(割り込みサービスルーチンとも呼ぶ)を実行し、終了後はプログラムの実行を再開する。ほとんどのマイコンは複数の割り込み要求をもち、それぞれに対応して複数の割り込みサービスルーチンを起動できる。一般に、割り込み要求と起動される割り込みハンドラを対応付けるために、割り込みベクタテーブルという対応表を用いるマイコンが多い。割り込み要求INTは、マイコンの内蔵I/Oや外付けI/Oが出力することが多い。たとえば、タイマを用いて一定時間が経過したら割り込みが発生するような使い方(タイマ割り込み)や、ビット入出力の入力信号の状態が変化したら割り込みが発生するような使い方が代表的。その他に、システムエラーなどの障害時に主に用いられるNMI(ノンマスカブル割り込み)もある。また、リセットも割り込みの1種として扱われることが多い。

図2 割り込みの概要CPU外部から割り込み要求INTが入ると、そのとき実行中のプログラムを中断して割り込みハンドラ(割り込みサービスルーチンとも呼ぶ)を実行し、終了後はプログラムの実行を再開する。ほとんどのマイコンは複数の割り込み要求をもち、それぞれに対応して複数の割り込みサービスルーチンを起動できる。一般に、割り込み要求と起動される割り込みハンドラを対応付けるために、割り込みベクタテーブルという対応表を用いるマイコンが多い。割り込み要求INTは、マイコンの内蔵I/Oや外付けI/Oが出力することが多い。たとえば、タイマを用いて一定時間が経過したら割り込みが発生するような使い方(タイマ割り込み)や、ビット入出力の入力信号の状態が変化したら割り込みが発生するような使い方が代表的。その他に、システムエラーなどの障害時に主に用いられるNMI(ノンマスカブル割り込み)もある。また、リセットも割り込みの1種として扱われることが多い。