第16回 信頼性のある通信を実現するTCPプロトコル(3)

データの送信とその受信確認ここでは、SERVER側からCLIENT側へデータが送信されている。この後にもデータの送信が続いているので、MSSサイズいっぱいまでデータが送られている。 (1)SERVERからCLIENT側へデータを送信している。 (2)(1)に対する受信確認。このパケット中にはデータは含まれておらず、ACK応答(Ackフラグ)を返すためだけに使われている。そのため、パケット・サイズはTCPのヘッダ部しかない、最小のものとなっている。 (3)CLIENTからSERVERへのパケットにはデータは含まれていない。lenはTCPのデータ・サイズを表す(TCPヘッダ部は除く)。 (4)SERVERからCLIENTへ送られるデータは、MSSサイズいっぱいの1460bytes。 (5)SERVER側から送信されるデータの先頭バイトのシーケンス番号と、最後の(次の)バイト位置のシーケンス番号(ただしTCPのヘッダ中には先頭のシーケンス番号しか含まれておらず、範囲の最後はこのネットワーク・モニタ・ツールが計算して表示している)。 (6)CLIENTからのACKシーケンス番号は、(5)の値の最後になっている。これは、SERVERから送信されたデータ(1460bytes)をすべて受け取ったということを表している。

データの送信とその受信確認ここでは、SERVER側からCLIENT側へデータが送信されている。この後にもデータの送信が続いているので、MSSサイズいっぱいまでデータが送られている。 (1)SERVERからCLIENT側へデータを送信している。 (2)(1)に対する受信確認。このパケット中にはデータは含まれておらず、ACK応答(Ackフラグ)を返すためだけに使われている。そのため、パケット・サイズはTCPのヘッダ部しかない、最小のものとなっている。 (3)CLIENTからSERVERへのパケットにはデータは含まれていない。lenはTCPのデータ・サイズを表す(TCPヘッダ部は除く)。 (4)SERVERからCLIENTへ送られるデータは、MSSサイズいっぱいの1460bytes。 (5)SERVER側から送信されるデータの先頭バイトのシーケンス番号と、最後の(次の)バイト位置のシーケンス番号(ただしTCPのヘッダ中には先頭のシーケンス番号しか含まれておらず、範囲の最後はこのネットワーク・モニタ・ツールが計算して表示している)。 (6)CLIENTからのACKシーケンス番号は、(5)の値の最後になっている。これは、SERVERから送信されたデータ(1460bytes)をすべて受け取ったということを表している。